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特集 第43回日本臨床眼科学会講演集(5)1989年10月 名古屋
学術展示
小口病と中心性輪紋状脈絡膜萎縮症の合併
Association of Oguchi's disease and central areolar choroidal dystrophy
元倉 智博
1
,
三宅 養三
2
,
城山 敬康
2
,
森 林平
1
Tomohiro Motokura
1
,
Yozo Miyake
2
,
Noriyasu Shiroyama
2
,
Rinpei Mori
1
1遠州総合病院眼科
2名古屋大学眼科
pp.1102-1103
発行日 1990年7月15日
Published Date 1990/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410900279
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- Abstract 文献概要
緒言 小口病1)は先天性停止性の夜盲を呈する遺伝性疾患で暗順応障害や特有の眼底所見を示し,古くから知られている。小口病と中心性輪紋状脈絡膜萎縮症の合併は文献的には1984年の菅原ら2)の報告した1例がみられる。この他に小口病に限局性網膜脈絡膜萎縮がみられた例3),下耳側動脈に沿った網膜色素上皮の変化がみられたもの4),色素性傍静脈網脈絡膜萎縮が片眼にみられた例5)等の報告がある。
今回我々は小口病に中心性輪紋状脈絡膜萎縮症を合併した1例を経験し,その妹を検査したところ小口病に加え中心性輪紋状脈絡膜萎縮症の初期変化を示唆する所見を得たので報告する。
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