Japanese
English
連載 Clinical Challenge・29
後天性斜視を生じた小児の原因疾患の鑑別
The cause of acquired strabismus in children
野々部 典枝
1
Norie Nonobe
1
1名古屋大学大学院医学系研究科眼科学・感覚器障害制御学教室
pp.1027-1030
発行日 2022年8月15日
Published Date 2022/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410214460
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症例
患者:5歳0か月,女児
主訴:外斜視,両眼視機能不良
既往歴:喘息,低身長の精査中
家族歴:特記すべきことなし
現病歴:当院初診の半年前より両眼の視線がずれていることに家族が気づき前医を受診し,外斜視を指摘された。前医での視力は左右ともに1.0で,調節麻痺点眼下での屈折は両眼ともに+0.75Dと軽度の遠視のみであった。眼底所見に異常はなかった。斜視の手術治療を希望し,当院を紹介され受診した。
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