特集 好発部位を外れた皮膚病
臨床例
左下腿伸側のみに生じた後天性真皮メラノサイトーシス
松本 奈央子
1
,
畑 康樹
,
相原 英雄
1済生会横浜市東部病院 皮膚科
キーワード:
下腿
,
色素異常症
,
鑑別診断
,
皮膚疾患-下肢
,
免疫組織化学
,
待機療法
,
メラノサイトーシス
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Immunohistochemistry
,
Leg
,
Leg Dermatoses
,
Pigmentation Disorders
,
Watchful Waiting
pp.21-24
発行日 2017年1月1日
Published Date 2017/1/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2017115399
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<症例のポイント>後天性真皮メラノサイトーシス(aquired dermal melanocytosis:ADM)は真皮メラノサイトの増生により後天性に生じる褐色、灰褐色あるいは紫褐色の色素斑の総称であり、顔面型・四肢型・背部型・広範囲型の4型に分類される。顔面に左右対称の色素斑を伴う例が多く、四肢のみに限局して生じた例は少ない。今回、左下腿片側のみに限局して生じた例を経験したので報告する。
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