綜説
後天急性内斜視
岡本 真奈
1
1兵庫医科大学眼科学教室
キーワード:
急性内斜視
,
スマートフォン
,
ICT機器
,
斜視手術
,
ボツリヌス
Keyword:
急性内斜視
,
スマートフォン
,
ICT機器
,
斜視手術
,
ボツリヌス
pp.269-273
発行日 2019年3月5日
Published Date 2019/3/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000001088
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後天急性内斜視(acquired acute esotropia:AAE)とは,年齢を問わず突然に発症する非調節性の共同性後天内斜視である。近年,若年者のパソコン・ゲーム機・スマートフォンなどのinformation and communication technology(ICT)機器を過剰使用した後より発症するAAEの報告が相次いでいる1)2)。また,3D映画などの立体映像を視聴した後にも同様の報告が散見される3)。今後,これらの技術はさらに発展し,我々の生活に大きく関与していくことは必至で,それに伴いAAEの患者が増加していくことも容易に予想される。本稿では,今後患者数が増えるであろうAAEについて詳しく述べたい。
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