Japanese
English
連載 今月の話題
眼瞼内反症手術(眼瞼下制筋前転法)
Surgical treatment of entropion(lower eyelid retractors' advancement)
村上 正洋
1
Masahiro Murakami
1
1日本医科大学形成外科/眼科
pp.1031-1037
発行日 2022年8月15日
Published Date 2022/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410214461
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
退行性下眼瞼内反症の術式であるJones法やlower eyelid retractors' advancementは,近年多くの医療機関で採用され,すでに一般的な術式といえる。一方で,医科診療報酬点数表には本法に対応する術式の明確な記載がなかったため,旧来からの術式の点数を準用せざるをえなかった。しかし,2022年度の診療報酬改定により眼瞼内反症手術に眼瞼下制筋前転法が新設され,この問題は解決した。加えて,今回の改定によってlower eyelid retractorを短縮する術式の和名が「眼瞼下制筋前転法」と表記されることとなった。
Copyright © 2022, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.