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連載 眼科図譜
クリスタリン黄斑症の1例
A case of crystalline maculopathy
岡本 紀夫
1
,
渡邉 淳士
2
,
中井 慶
2
Norio Okamoto
1
1おかもと眼科
2淀川キリスト教病院眼科
1Okamoto Eye Clinic
pp.485-488
発行日 2021年4月15日
Published Date 2021/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410213960
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緒言
クリスタリン黄斑症(crystalline maculopathy:CM)は稀な疾患で,中毒性,遺伝性および変性によると報告されている1)。2003年にSarrafら2)が,西アフリカで発見された中心窩に黄色もしくは緑色の沈着物を呈する疾患を西アフリカクリスタリン黄斑症(West Africa crystalline maculopathy:WACM)と呼称した2)。その後に西アフリカ以外でも同様の報告が散見された3)。今回,筆者らはWACMに類似した眼底所見を呈した1例を経験したので報告する。
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