増刊号 すべて見せます! 患者説明・同意書マニュアル—[特別Web付録]説明書・同意書の実例99点
7 屈折矯正
オルソケラトロジー
中井 義典
1
1京都府立医科大学眼科学教室
pp.102-103
発行日 2020年10月30日
Published Date 2020/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410213752
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治療法の概要
オルソケラトロジーは,特殊なカーブをもつハードコンタクトレンズにより角膜前面のカーブを平坦に変形させ,一時的に近視の矯正を行う方法である。夜間就寝中にコンタクトレンズを装用し,日中は裸眼で生活できることを目標としている(図1)。−1.0Dから,最大−8.0D程度の近視を矯正することが可能とされている。装用を中止することで角膜は元の状態に戻るので,可逆的な屈折矯正方法であることがメリットである。最近では学童の近視進行を抑制する効果が確認され,20歳未満の症例も適応となったことにより,処方が拡大している1〜3)。
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