増刊号 6年前の常識は現在の非常識!—AI時代へ向かう今日の眼科医へ
Ⅲ.近視
オルソケラトロジー
平岡 孝浩
1
1筑波大学医学医療系眼科
pp.63-67
発行日 2024年10月30日
Published Date 2024/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410215324
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ここが変わった!
以前の常識
・初期費用が高額である.
・学童への処方は禁忌である.
・長期経過は不明である.
・オルソケラトロジーは単独治療のみで,他の治療法との併用はしない.
・感染性角膜炎が多い.
・適応度数は−4Dまでである.
・トーリックレンズがあることはあまり知られていない.
現在の常識
・定額制プランが普及し金銭的なハードルが低下した.
・学童への処方が主体である.
・治療継続により近視進行抑制効果は長期に維持できる.
・低濃度アトロピン点眼との併用療法が実践できる.
・感染性角膜炎の発症率は低下した.
・適応度数が拡大傾向にある.
・トーリックレンズが普及した.
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