特集 近視コントロール アップデート
5 オルソケラトロジー
平岡 孝浩
1
1筑波大学医学医療系眼科
キーワード:
オルソケラトロジー
,
近視
,
眼軸長
,
軸外収差
,
高次収差
,
アトロピン併用療法
Keyword:
オルソケラトロジー
,
近視
,
眼軸長
,
軸外収差
,
高次収差
,
アトロピン併用療法
pp.43-49
発行日 2021年1月5日
Published Date 2021/1/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000001996
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オルソケラトロジー(orthokeratology:OK)とは,特殊形状のハードコンタクトレンズを計画的に装用することにより角膜形状を変化させ,意図的に近視を軽減する手法である。学童は角膜が柔軟であり,近視度数も概して軽度であることから,矯正効果が発現しやすくOKの良い適応と考えられてきた。臨床応用が進むにつれ,近視の進行が停止したり鈍化することがしばしば経験されるようになったが,角膜のフラット化に起因する見かけ上の現象であり,真の近視進行抑制効果ではないと以前は考えられていた。
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