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連載 今月の話題
多発性硬化症と視神経脊髄炎の視神経炎—診断と治療の新たな展開
New diagnostic and therapeutic aspects of optic neuritis in multiple sclerosis and neuromyelitis optica
中尾 雄三
1
Yuzo Nakao
1
1近畿大学医学部眼科
pp.427-434
発行日 2015年4月15日
Published Date 2015/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410211279
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多発性硬化症と視神経脊髄炎の視神経炎はその免疫システムが全く異なるため病理・病態に差があり,正しい診断と効果的な治療を行うにはその事実に沿った配慮が必要である。最新の情報として,診断と検査ではOCT検査による多発性硬化症(MS)と視神経脊髄炎(NMO)の病態の把握,抗MOG抗体とSema4Aの臨床の意義について,治療では急性発症期の免疫グロブリン大量静注療法(IVIG),慢性寛解期のフィンゴリモド・ナタリズマブ・トシリズマブ治療について解説する。
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