今月の主題 神経疾患common diseaseの診かた―内科医のためのminimum requirement
専門医との連携が重要な神経疾患の診かた―どうコンサルトするか/どうフォローするか
多発性硬化症・視神経脊髄炎
中村 正史
1
,
藤原 一男
2
1東北厚生年金病院神経内科
2東北大学大学院医学系研究科多発性硬化症治療学寄附講座
pp.1433-1436
発行日 2011年8月10日
Published Date 2011/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105327
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ポイント
★多発性硬化症は,中枢神経内に炎症性脱髄病変が時間的・空間的に多発する疾患である.
★視神経脊髄炎は重症の視神経炎と脊髄炎を繰り返す疾患であるが,脳症候も稀ではない.
★視神経脊髄炎では抗aquaporin4抗体が疾患特異的な自己抗体である
★両疾患とも治療は,急性増悪期,再発予防,後遺症の緩和に分けられる.
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