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特集 第42回日本臨床眼科学会講演集(4)1988年9月 東京
学術展示
肋骨圧迫骨折により生じたPurtscher病の1例
A case of Purtscher's retinopathy following compression rib fracture
横山 寿光
1
,
北原 ゆみ子
1
,
竹下 武義
1
,
岡和田 紀昭
2
Toshimitsu Yokoyama
1
,
Yumiko Kitahara
1
,
Takeyosi Takeshita
1
,
Noriaki Okawada
2
1板橋中央総合病院眼科
2新松戸中央病院眼科
pp.808-809
発行日 1989年5月15日
Published Date 1989/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410210793
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- Abstract 文献概要
緒言 介達性の外傷性網膜血管症は,いわゆるPur—tscher病と呼ばれ,ほぼ両眼性に発症する。本疾患の予後については,一般に良好であり,治療せずとも眼底病変は3〜4ヵ月で消失するといわれ,Gass1)によれば病変が黄斑部に進展する例は少ないという。今回われわれは片眼に典型的なPurtscher病の像を呈したが他眼は,何らかの栓子が疑われ黄斑変性,視神経萎縮を残し,予後不良であった症例を経験したので報告する。
症例 60歳,男性,土木作業員。
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