Japanese
English
連載 眼科図譜・268
片眼性Purtscher病の1例
A case of unilateral Purtscher's retinopathy
塩野 貴
1
,
木村 良造
1
Takashi Shiono
1
,
Ryozo Kimura
1
1東北大学医学部眼科学教室
1Department of Ophthahnoleigy, Tohoku University School of Medicine
pp.282-283
発行日 1980年3月15日
Published Date 1980/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410208051
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〔解説〕
Purtscher病(以下P病)はPurtscher1)が頭部外傷と眼底病変との関係を示唆したことに始まり,現在までかなりの報告があるが,片眼例は稀である。今回我々は片眼性で,しかも白斑出現後に出血が加わる特異な経過をとつた症例を経験したので報告する。
症例は44歳の男で,1978年6月12日の宮城県沖地震発生時に,その時の事故で胸部,頭部,腰部を打撲した。受傷直後から左眼の視力低下を覚え,翌日,某眼科受診し,当科を紹介された。
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