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特集 第42回日本臨床眼科学会講演集(4)1988年9月 東京
学術展示
両側下眼瞼腫瘤と網膜新生血管を合併したサルコイドーシス性ぶどう膜炎
A case of sarcoidosis uveitis with lower lid tumors and retinal neovascularization
山本 修一
1
,
柿栖 米次
1
Shuichi Yamamoto
1
,
Yonetsugu Kakisu
1
1千葉大学医学部眼科
pp.792-793
発行日 1989年5月15日
Published Date 1989/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410210785
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緒言 サルコイドーシスの主たる眼合併症はぶどう膜炎であり,涙腺と無関係に眼窩内に腫瘤を形成することは稀とされている。また近年,網膜に新生血管を生じた報告も多く1-6),その成因,治療法には依然として議論が多い。今回我々は両側の下眼瞼腫瘤と網膜新生血管を合併したサルコイドーシス性ぶどう膜炎を経験したので報告する。
症例 26歳,男性。1986年2月,上腹部痛のため内科を受診,胸部X線所見によりサルコイドーシスを疑われ,近医眼科を受診,治療を受けていた。同年6月頃より両側下眼瞼に腫瘤が出現,1988年1月28日当科に紹介された。
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