Japanese
English
特集 第42回日本臨床眼科学会講演集(4)1988年9月 東京
学術展示
毛様体扁平部嚢胞の臨床的観察
Clinical observation of pars plana cysts
瀬尾 孝寛
1
,
永田 豊文
1
,
町田 拓幸
1
,
渡邉 郁緒
1
Takahiro Seo
1
,
Toyofumi Nagata
1
,
Hiroyuki Machida
1
,
Ikuo Watanabe
1
1浜松医科大学眼科
pp.790-791
発行日 1989年5月15日
Published Date 1989/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410210784
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
緒言 生体眼での毛様体嚢胞の報告は少なく,本邦での臨床報告の全てが毛様体冠嚢胞である。我々はすでに日本人剖検眼と生体眼の観察で毛様体扁平部透明嚢胞は正常眼で高齢者に高い頻度で認められることを確認した1,2)。以下にさまざまな眼疾患を伴った5症例につき報告する。
症例 症例の臨床所見を表1に総括した。全例において嚢胞は透明で,棍棒状で1例にのみ横楕円形の嚢胞を認めた。全例血液検査で,蛋白量・蛋白分画などに異常を認めなかった。毛様体扁平部の観察はHaag-streit社製鋸状縁観察用コンタクトレンズまたはMartin-Hüber社製圧入漏斗とGoldmann三面鏡を用い細隙灯顕微鏡で行い,写真撮影した。
Copyright © 1989, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.