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特集 第42回日本臨床眼科学会講演集(3)1988年9月 東京
学術展示
内因性真菌性眼内炎の治療について—19例33眼の経験
Treatment of endogenous Candida endophthalmitis in 19 cases,33 eyes.
黒川 真理
1
,
田中 稔
1
,
稲垣 有司
1
,
松葉 裕美
2
,
二宮 久子
3
,
中島 章
3
Mari Kurokawa
1
,
Minoru Tanaka
1
,
Yuji Inagaki
1
,
Hiromi Matsuba
2
,
Hisako Ninomiya
3
,
Akira Nakajima
3
1順天堂大学浦安病院眼科
2聖路加国際病院眼科
3順天堂大学医学部眼科
pp.592-593
発行日 1989年4月15日
Published Date 1989/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410210733
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- Abstract 文献概要
緒言 近年の医療事情の変化に伴い日和見感染の増加,なかでも真菌性眼内炎の報告は急速に増加しており,その治療に関しては全身状態の管理も含め難しい問題が少なくない。また,各種抗菌剤の開発にもかかわらず効果も不確実なため硝子体手術の必要性も強調されつつある。今回我々は本症の19例33眼を経験し,本症の治療等につき若干の知見を得たのでここに報告する。
対象及び結果 症例は全身的に何らかの基礎疾患あるいは誘因のある19例33眼で両眼性14例,片眼性5例であった。この内16例はIVH装着患者で,2例は出産後で1例に糖尿病を基礎疾患として有している(表1)。
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