Japanese
English
特集 第36回日本臨床眼科学会講演集 (その5)
学術展示
CT scanによる眼窩内視神経の定量的解析
Quantative analysis of the diameter of the intraorbital optic nerve by computed tomography
花田 一誠
1
,
加瀬 学
1
,
宮坂 和男
2
Issei Hanada
1
,
Manabu Kase
1
,
Kazuo Miyasaka
2
1北海道大学医学部眼科
2北海道大学医学部放射線科
pp.682-683
発行日 1983年5月15日
Published Date 1983/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410208915
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
緒言CT Scan (以下CT)により眼窩内視神経の性状を把握することができれば視神経疾患の病態理解および診断に重要な知見を提供してくれると考えられるが,この様な検索は少ない1)。そこで我々はCTを用い眼窩内視神経の直径値を正常人と視神経疾患患者で実測し比較検討を加えた。
対象・方法対象は正常人20例,視神経萎縮20例,視神経炎5例であった。使用したCTはSomoton IIである。window level 30, Window width 512, matrixは256×256,matrix sizeは0.5×0.5mmでslice幅は2mm,Scan時間は10秒である。ScanはReid's bace lineに平行なtransaxial scan (2 mm幅)で行い,必要に応じてCoronal scanやSagittal scanを行った。視神経の計測はCT像を5倍に拡大し,主にaxial scanで得られた眼窩内視神経のdistal 1/4で最大径の部分で行った。
Copyright © 1983, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.