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特集 第36回日本臨床眼科学会講演集 (その4)
学術展示
視方向による他覚屈折度の変化
Changes in objective refraction owing to diviation of the visual direction
牧野 弘之
1
,
魚里 博
1
,
西信 元嗣
1
,
中尾 主一
1
Hiroyuki Makino
1
,
Hiroshi Uozato
1
,
Mototsugu Saishin
1
,
Shuitsu Nakao
1
1奈良県立医科大学眼科学教室
pp.528-529
発行日 1983年4月15日
Published Date 1983/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410208885
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- Abstract 文献概要
緒言他覚屈折検査は,本来,視線上の屈折度を測定することが望ましい。しかし,最近の高性能の他覚屈折度測定器は眼球視線と測定器光軸が多少不一致でも測定可能である。このような実際の使用上で起りうる誤差を評価するため,測定方向が視線と上下左右それぞれ2°−6°の方向誤差を与えた時の他覚屈折度測定を行うことにより,得られる測定値にどのような変化を及ぼすか統計分析を行った。
実験方法①実験対象は高等看護学院生,1学年全員の約60名。②視標面300lux。③測定器はCanon AutoRef R−1®を用いた。④視覚目標は視距離30cmの位置に図1に示すような4方向にそれぞれ中心より2°,4°,6°の位置に3.5ポイントの数字を配した。0の位置は器械光軸上に位置するよう設置。⑤検者の指示により数字目標を固視させた。測定は0,1,2,……,12と行い,それぞれ3回反復測定し,各測定を行う前に,その都度0を固視させ原点位置の確認を行い測定した。⑥得られたデータを統計分析した。
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