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特集 第36回日本臨床眼科学会講演集 (その4)
学術展示
不同視弱視のpattern reversal VEP (抄録)
Pattern reversal VEP in anisometropic amblyopia
大関 尚志
1
,
木村 素子
1
Motoko Kimura
1
,
Takashi Ohzeki
1
1横浜市立大学医学部眼科学教室
pp.530
発行日 1983年4月15日
Published Date 1983/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410208886
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緒言不同視弱視は臨床上しばしばみられる。著若等は弱視治療により改善した不同視弱視についてPat—tern reversal VEPを検査し興味ある結果をえたので報告する。
方法テレビパターン発生装置(クレアクト)上に視覚12.6°の円形視野,平均輝度16.7cd/m2,コントラスト50%,チェックサイズ24'の条件で黒白市松模様を反転頻度2.4Hz,4.8Hz,9.6Hz,15.0Hzの時間周波数についてsineおよびsquare変調により刺激した。視野の中心に小さな固視目標を定めた。関電極を外後頭隆起に不関電極を両側結合耳朶に置き両側結合乳様突起を接地した。1%サイクロペントレートを点眼し調節を除去し検影法により他覚的屈折度を測定し最良の自覚的屈折度を求めた。1mの距離で検査した。時定数0.3秒,高周波除去フィルターは用いなかった。シグナルプロセッサー7T08(三栄側器)により分析時間400msで68回平均加算を行った。えられたアナログ波形(時間領域データ)をサンプリングタイム0.78msecで高速フーリエ変換(FFT)によりpower spectrum (周波数領域データ)を求めた。このpower spectrumのfundamental2nd,……nthのharmonic cornponentsについて加えpow—erとした。このpowerの平根を求めて振幅とした。
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