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特集 第36回日本臨床眼科学会講演集 (その2)
学術展示
Retinal macroaneurysmの臨床像について
Clinical picture of retinal macroaneurysm
鷹尾 良枝
1
,
直原 修一
1
,
丹羽 子郎
1
,
舩橋 正員
1
Yoshie Takao
1
,
Shuichi Jikihara
1
,
Shiro Niwa
1
,
Masakazu Funahashi
1
1岐阜大学医学部眼科学教室
1Department of Ophthalmology, Gifu University School of Medicine
pp.214-215
発行日 1983年2月15日
Published Date 1983/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410208821
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- Abstract 文献概要
1973年Robertsonは,網膜の小動脈にみられる孤立性の動脈瘤を一つのclinical entityとして考え,retinalmacroaneurysmと呼ぶことを提唱した。その臨床的特微として,①第3分枝以内の網膜小動脈に存在し,②限局性の網膜出血と浸出斑を伴い,③高血圧症,動脈硬化症のある高齢者に多く,④自然寛解の傾向があるという4点を挙げた。その後多くの症例が報告され,Robertsonの提唱した典型的な症例以外にも,種々の病像を示すものがあることが指摘された。今回われわれは本症を19症例20眼経験し,その臨床所見と経過について過去の報告と比較検討し,若干の知見をえたので報告する。
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