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特集 第35回日本臨床眼科学会講演集 (その4)
学術展示
タイ国の失明対策の現況—プライマリ・アイ・ケア推進計画について
Prevention of blindness on Thailand
紺山 和一
1
,
赤松 恒彦
1
Kazuichi Konyama
1
,
Tsunehiko Akamatsu
1
1順天堂大学医学部眼科学教室
1Department of Ophthalmology, School of Medicine, Juntendo University
pp.799
発行日 1982年7月15日
Published Date 1982/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410208652
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- Abstract 文献概要
我々は昨年の臨床眼科学会において,タイ国における失明防止対策について報告した1)。今回はその後の進行状態についてプライマリ・アイ・ケアを中心とした動きについて述べてみたい。また同時に試験的に実施して来た地方病院眼科モニタリング制度として提出された月間報告に基づいて得た失明原因および白内障・緑内障手術の実態について報告してみたい。
タイ国失明対策の基本戦略 前回にも述べた通り,man power developmentが基本戦略の中心であり,外科医の眼科教育,地方出身の看護婦の眼科教育を行い,各地方に4名の下級保健従事者を眼科技術員として現地で教育し,医師1,看護婦2,技術員4の比率でのチームを作り,県レベル(第2次レベル)の眼科医療サービスを行う。
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