特集 国際保健協力
タイ国地域保健活動向上計画
熊岡 爽一
1,2
Soichi KUMAOKA
1,2
1元プロジェクトリーダー
2現財団法人ピース病院
pp.20-28
発行日 1982年1月15日
Published Date 1982/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206455
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タイ国における地域保健活動向上計画はタイ国社会経済第4次5ヵ年計画に沿って,日本国が技術援助を行うという協力体制に基づいて,昭和51年4月1日より昭和56年3月31日までの5ヵ年間行われた.この計画においては,初年度は昭和52年1月まで日本人専門家の派遣は行われず,プロジェクトリーダーは昭和52年4月より派遣されたので,全体的に計画が遅延し,そのため計画は3年延長されて昭和59年3月末まで続行されている.筆者はリーダーとして昭和52年4月23日より昭和56年4月30日まで現地に滞在して,カウンターパートと共に計画実現のために働いた.現在も7人の日本人専門家がカウンターパートと共に着々と実績をあげている.この小文に紹介するのは筆者が日本人専門家やタイ国カウンターパートと共に働いて本年3月末までに得た成果の一部である.現在も仕事は活発につづけられているので,成果は飛躍的に拡大しつつあるものと期待している.
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