手術ノート
硝子体手術(器具の選択)
松井 瑞夫
1
1日本大学
pp.1626-1627
発行日 1981年10月15日
Published Date 1981/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410208466
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硝子体切除術にはいろいろな術式があるが,ここでは経毛様体偏平部硝子体切除術pars plana vitrectomyに限って,手術装置の選択について述べてみたい。ここでいう手術装置の選択という問題は,手術対象の病態に応じてどのような装置をえらぶべきかということが主体であり,これに有水晶体眼と無水晶体眼とで装置の選択に多少の問題が加わると思う。
さて,硝子体切除術は,切除一吸引,灌流,照明という本手術にとって基本的に不可欠な機能を,どのように組合せるかによって,one port,two port,three portsystemとに分けることができる。また,上述の機能が硝子体切除装置の眼内挿入部にどのように組合わされているかによって,full-function tipとsingle function tipとに分類される。
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