文庫の窓から
眼科諸流波の秘伝書(1)
中泉 行信
1
,
中泉 行史
1
,
斎藤 仁男
1
1研医会
pp.1656-1657
発行日 1981年10月15日
Published Date 1981/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410208470
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『支那ノ眼科史ト蘭学的歴史ヲ述ブレバ,日本眼科史ノ大概ハ知リ得ベキナリ』(河本重次郎博士)といる様に,わが国の眼科史は極めて中国(明・清代まで)の眼科史と関係が深い。また同時にその発展の過程においては眼科諸流派の存在が大きな位置を占めている。
わが国の眼科諸流派はその雄たる馬嶋流を初め次々と興り,殊に室町,安土桃山時代以降江戸時代半頃にかけてはかなりの数の眼科諸流派が興亡した。そこで筆者の手許にある資料によって眼科諸流派を紹介する。
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