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特集 第34回日本臨床眼科学会講演集 (その6)
シンポジウム
超音波の眼科的応用
硝子体混濁の超音波診断と治療
Ultrasonographic diagnosis and treatment of vitreous opacities
大鳥 利文
1
Toshifumi Otori
1
1近畿大学医学部眼科学教室
1Department of Ophtalmology, Kinki University School of Medicine
pp.901-911
発行日 1981年6月15日
Published Date 1981/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410208364
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超音波診断法は,硝子体混濁,とくに硝子体出血の診断や経過観察と治療に極めて有用である。硝子体混濁があるときの,網膜剥離と硝子体内膜様混濁の鑑別も超音波診断法により可能であることが多い。
しかしながら,定量的超音波診断法には,なお問題点も残されており,眼球後壁についてのより精密な超音波診断法の開発が望まれる。
超音波診断法は極めて有用な検査法であるが,超音波診断法はあくまでも補助診断法であることを忘れてはならない。
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