連載 螢光読影シリーズ・4
異型中心性網膜炎
横地 圭一
1
1群馬大学医学部眼科学教室
pp.29-36
発行日 1980年1月15日
Published Date 1980/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410208015
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司会 漿液性中心性網膜といえばもちろん増田型が最も代表的な疾患ですけども,いわゆる異型中心性網膜炎という状態,それがいくつかの種類があるということで最近色々と話題になつています。今日検討する症例もそのような中心性網膜炎と似て非なる症例ですけども,まず受持医から症例の大要を話していただきます。
C.U. 患者は33歳男子(T.S.53−3588)で,右眼の霧視を主訴として近医を受診し,中心性網膜炎ではないかということで紹介され来院しました。主訴は約6カ月前からはじまつており,中心暗点も自覚していましたがつい最近まで放置しておりました。
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