Japanese
English
臨床実験
毛様体神経線維腫の1例
A case of neurofibroma of the ciliary body
井出 昌晶
1
Masaaki Ide
1
1東京医科大学眼科
1Dept. of Ophthalmology. Tokyo Medical College.
pp.969-971
発行日 1961年9月15日
Published Date 1961/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410207305
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Ⅰ.緒言
葡萄膜の腫瘍は甚だ稀である。然も其の大部分は脈絡膜に発生し,毛様体に生ずる腫瘍は極く少い。少数の毛様体腫瘍も病理組織学的に検討すれば肉腫が大半を占め,毛様体神経線維腫の報告例は僅かに数例のみであり,本邦には未だ報告がない。私は幸いにも毛様体神経線維腫の1例を経験する機会を得,然も眼球を摘出することなく毛様体腫瘍のみを眼内より摘出し,眼球を保存し得たので茲に報告する次第である。
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