談話室
球後視束炎に関する鈴木宜民氏の発言について
桑島 治三郎
1,2
1東北大眼科
2東北大分院
pp.1393-1396
発行日 1957年11月15日
Published Date 1957/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410206178
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第61回日眼総会の宿題報告『球後視束炎』のシンポジウムの席で,鈴木宜民氏は『……桑島も視力正常の球後視束炎を報告している』と発言し,私じしんはその事実を否定したが,『1.0の正常視力で中心暗点のある球後視束炎を報告している,文献はあとで知らせる』と,再度にわたつて同じ主旨を公言され,私も苦笑せざるを得なかつた1)。
学会後10日ほどして,私は鈴木氏からハガキをもらつた。それによると,私が眼臨45巻8号に発表した『球後視束炎の再発症例と多発硬化症』が同氏の上記発言の根拠をなす文献だということである。
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