印象記
第72回日本眼科学会総会(1)
越智 通成
1
,
高久 功
2
,
川畑 隼夫
3
,
箕田 健生
4
1北海道大学
2東北大学
3鹿児島大学
4東京大学
pp.1031-1037
発行日 1968年7月15日
Published Date 1968/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410203911
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開会式に引き続き,9時40分三井教授が座長席につき一般講演が始まる。
第1席:石津氏(山口大)は流行性角結膜炎の診断にspecificな螢光抗体を得るため,免疫血清の作成法を比較検討し,感染HeLa細胞にadjuvantを加えて免疫した家兎血清がすぐれていること,また各型に群共通抗原があるが,第3型で十分吸着すれば,第8型は血清で証明しうることを,単純ヘルペスウイルス感染細胞や,流角患者の結膜擦過標本によるスライドで示した。群共通抗原を除き,一歩前進した臨床応用のきく研究であつたが質問はなかつた。
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