印象記
第72回日本眼科学会総会(2)
谷口 慶晃
1
,
小山 綾夫
2
,
塚原 勇
3
,
田川 貞嗣
4
,
杉浦 清治
5
,
諫山 義正
6
,
桐沢 長徳
7
1九州大学
2広島逓信病院
3関西医科大学
4札幌医科大学
5北海道大学
6神戸大学
7東北大学
pp.1129-1140
発行日 1968年8月15日
Published Date 1968/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410203924
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網膜に関する業績は相変わらず多く,演題数は27題で,全講演数100題中の3割近くになる。これらの講演は第1日午後の後半から第2日午前,第3日午前とすべて第1会揚に割り当てられている。関連した演題が全部同一会場で行なわれるということは誠に便利であり,司会者の配慮のほどが偲ばれる。しかし網膜に関する講演もその内容については種々さまざまで,形態学的なもの--特に電顕によるもの--,あるいは螢光眼底についてのもの,電気生理学的なもの,また生化学的なものと多岐にわたつている。
今期日眼総会は,東京では雨の最も少ない時期で,ストを回避して期日を選んだという桑原会長のご挨拶であつたが,あいにくと第1日からすでにかなりの雨で,第2日も前目来の雨がなお降り続いており,小雨そぼ降る中に第2日目の学会が始められた。
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