臨床実験
血圧降下剤と網膜中心動脈圧—カリクレイン(附ビール飲用例)
小島 克
1
,
服部 知己
1
,
後藤 卓尓
1
,
水田 喜美子
1
,
小島 靖郞
1
,
築山 規子
1
1名大眼科
pp.783-785
発行日 1955年5月15日
Published Date 1955/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410202220
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「カリクレイン」は,循環系ホルモンで,その作用は,末梢部の皮膚及び筋肉の毛細血管を拡張し又心臟の冠状血管も,肺脳の血管と同様拡張して,これにより血液循環を改善し,循環障得を除去して,生理的に血圧を調節すると云われる。この点に於て,私共は,バイエル会社製「カリクレイン」注射を,高血圧及び低血圧の患者に用い,全身血圧と網膜中心動脈圧の関係を調べた。参考のため,「ビール」飲用の影響も調べ得たので付記する。
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