Japanese
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臨床実験
Erythromycinによるトラコーマ治療
Trachoma Treatment by Means of Erythromycin
花房 淳
1
1熊大眼科
pp.795-796
発行日 1954年7月15日
Published Date 1954/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410201932
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エリスロマイシン Erythromycin (Ilotycin,Erythrocin)は1952年Mc Guire1)等によつて最初に報告された抗生物質で,broad spectrumantibioticの1つである。
前回私共は少数例の急性期トラコーマの実験において,本抗生物質がトラコーマ病原体に対して有効であり,且つ実用的効果があるということを報告した2)。鴻等は1.0%アイロタイシン軟膏を1日1-3回点入するとP氏小体は3〜5日で消失し,TrⅠには著効,TrⅡ及びTrⅢにも有効であると述べ3),又401人のトラコーマ患者の集団治療(1.0%軟膏,1日1〜2回,2〜5週間)を行い,67%の治癒率をえたと報告している4)。
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