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臨床実験
いわゆる菅沼氏多発小結節性眼球結膜炎の1例
A Case of conjunctivitis bulbi multinodularis Suganuma
武本 吉浩
1
1千葉大医学部眼科学教室
pp.721-725
発行日 1954年6月15日
Published Date 1954/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410201910
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昭和13年7月12日第200回東京眼科集談会において,菅沼教授は「眼球結膜に多発する一種特異の結節について」と題する2症例を発表し,その詳細を日眼43巻に報告して,最後に,文献として余の検索し得た範囲内では,此の種疾患の記載を発見し得ず,よつて茲に之を報告して,今後の追加を期待し,本疾患の本態の闡明される時を待たんとするものであると述べておる。
次いで同年9月青木教授は2例を報告し,昭和15年中島教授は本症の2例を報告,本疾患は,菅沼氏多発小結節性眼球結膜炎と名づくべきことを提唱して以来,その後田中,清家,早野氏等の発表がある。
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