症例
菅沼氏多發小結節性眼球結膜炎の1例
早野 三郞
1
1名古屋大学眼科
pp.397-399
発行日 1949年9月15日
Published Date 1949/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410200442
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昭和14年故菅沼教授は未だ記載を認めない疾患として「眼球結膜に多発する上皮性小結節に就いて」の題名の下に特異な結膜疾患の2臨床像とその1組織像を発表され,その翌年中島教授は2症例の追加にあたつて本症を「菅沼氏多発小結節性眼球結膜炎」と呼ぶことを提唱された.以來現在までに菅沼教授第3例,鹿野氏1例,淸家氏1例の報告がある.この臨床像は特有である.從つて経驗症例も診断を迷わなかつたのであるが,組織像に於て既報告例と異る点があつたので追加したい.
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