特集 第7回臨床眼科学會
普通講演
(19)現在用いられている平かな試視力表に就て(第1報)—眼數分布と各列の見え方に就て
向山 昌信
1
,
北左司 公子
2
,
山本 坦
2
1柏原日赤眼科
2和歌山醫科大學眼科
pp.195-197
発行日 1954年2月15日
Published Date 1954/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410201755
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學校教育制度の變革に伴い,低學年よりの平かな教育の實施によつて,從來の片かな試視力表にかわり,平かな試視力表の必要性が増大した。平かな試視力表としては,中村(康)氏以來種々なるものが作られているが,現在主として用いられているものは,中村式,東大式,山森式の3種類であろうと思われる。
臨床的並びに身體検査時に於ける視力検査の重要性に鑑み,現在主として用いられていると思われる之等3種の試視力表に就き,實驗検討し,興味ある結果を得たと思われるので,資料を纏めて報告する次第である。
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