--------------------
エリテマトーデスに就て(第1報)
加納 魁一郎
1
,
小林 敏夫
1
,
三矢 英輔
1
,
廣瀨 輝彦
1
,
野口 改介
1
,
近藤 昭郎
1
1名古屋大學醫學部皮膚科教室
pp.471-474
発行日 1952年10月1日
Published Date 1952/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200807
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
I.緒論
最近膠原病としてのエリテマトーデスが論議され,その諸變化が,Eppinger,Gross等の研究につれ漸次明らかにされつつある一方多數の腎上體皮質ホルモンが抽出又は合成に成功し,腎上體皮質ステロイド,ACTHのエリテマトーデスに對する效果は治療法に新分野を開拓し下唾體腎上體系の重要性が強調されている。膠原病と下垂體並びに腎上體皮質機能との關係は,現在不明の點少くないが,エリテマトーデスにThorn試驗を行ひそれに件う2,3の代謝變化について述べる。
Copyright © 1952, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.