臨床實驗
各種眼結核症に對するP.A.S (注射用)の應用に就て(第Ⅱ報)
片山 太郞
1
,
鶴見 松太郞
1
1岡山日赤眼科
pp.347-350
発行日 1953年7月15日
Published Date 1953/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410201545
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先に靜脈注射用PAS液の5〜10%溶液を種々なる眼結核症,即ちフリクテン症(15例)束状角膜炎(1例)虹彩毛樣體炎,硬化性角膜炎(夫々1例)中心性網膜炎(4例)の局所に結膜下注射を行い,その治療經過に就て報告した。最近新たに鞏角膜炎(2例)結核性角膜實質炎(3例)結核性虹彩炎(1例)青年反覆性網膜硝子體出血(1例)網膜脈絡膜炎(1例2眼)黄斑部孤立結核(1例)中心性網膜炎(3例)に對し,靜脈注射用PAS (田邊製藥ニツパス)5〜10%溶液を結膜下注射して經過を觀察したので報告し聊か考察を試みたいと思う。
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