綜説
眼房水の生成並に流出機轉に就て(2)—眼房水の流出に就て
赤木 五郞
1
1岡山大學
pp.347-352
発行日 1953年5月15日
Published Date 1953/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410201480
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私は先の論文に於て眼房水が如何なる部位より生成せられるか,或は又如何なる機轉に依つて生成されるか,即眼房水の起源並に生成機轉に就て従來の主なる學説の大要を紹介すると共に,我が教室に於て本問題に關して得た研究成績を基礎として若干の批判を試み現在私達が抱いて居る見解を披瀝報告したのである。今回は一旦眼内に生成せられたる眼房水が如何なる場所より,或は如何なる機轉に依つて眼外に流出するものであるかに就いて従來の主なる學説を紹介すると共に本問題に關して我が教室で得たる若干の研究成績を記述し併せて現在私達が抱いて居る見解を發表し大方の御批判を仰ぎ度いと思う。
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