臨床實驗
健常若年女子の硝子體前部の細隙燈顯微鏡所見の統計的觀察
下田 重正
1
1札幌鐵道病院
pp.379-382
発行日 1951年6月15日
Published Date 1951/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410200872
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緒論
健常者硝子體の細隙燈顯微鏡(以下細)による觀察はGullstrand氏(1911)を嚆矢とし其の後Koeppe,Vogt,Meesmann,河本正一氏等の報告があるが其の成績區々であり,又諸家はアトロピン散瞳に於ける所見にして常態に於ける成績で無く,實際上臨床的に無散瞳で行う場合の規準とし難いことを考え,又屈折状態との關係に就き詳細な報告のない事等より當院看護婦養成所生徒の中より全身的並に眼科的に既往及び現在疾病なきもの30人60眼を選び觀察を行い,次の如き興味ある成績を得たので報告する次第である。
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