特集 眼科臨床の進歩Ⅰ
結膜の細隙燈所見
國友 昇
1
1日大眼科
pp.917-922
発行日 1952年11月15日
Published Date 1952/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410201325
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緒論
我々眼科醫は皮膚科を除けば疾患の病巣を直接見得ると云う點で他の科よりも診斷學上優位に立つている。今1つ眼科に恵まれている點は血管を直接見得ると云う事である。人間の體で血管を見得る場所は色々記載されているが舌の裏を除けば他の場所では單に其の末端のみを見得るだけで我々が毎日眼底の血管を見たり結膜の血管を見たりしているのに較ぶれば其の範園に於て大變な相違がある。
此の2つの惠まれた特長を生かす爲に我々を助けてくれているものが細隙燈であリグルストランドやトルネルの検眼鏡である。
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