眼科醫の知識
結核化學療法の現況
北本 治
1
1東大
pp.296
発行日 1950年7月15日
Published Date 1950/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410200628
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現在実際使用上問題になるのはマトレプトマィシンとダイハイドロストレプトマイシン及パラアミノサリチル酸(パス)である.パスは簡單の構造のもので近時我國でも製造せられ1日9〜10瓦の大量を分4又は分5に内服する.
(1)結核性脳膜炎 現在の所ストレプトマイシンとプロミンの併用が最良とされてゐる.右両者を併用すれば小兒では約60%に治癒を期待出來るが大人の成績は劣る.プロミンは癩の爲に現在では一般市販になり難い.又は1日1瓦分2囘の筋注と50〜100瓱の髓腔内注人を行ふ.筋注は連日髓腔内は始め連日後間隔を延してゆく.
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