結核特集號
結核の化學療法
島村 喜久治
1
1國立清瀬療養所
pp.5-9
発行日 1951年5月15日
Published Date 1951/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661906848
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まえがき
藥では治らないと言われていた結核が,戰後のストレプトマイシンやパスによつて,治るのではないかと思われるようになつた。そして結核の,基本的な療怯—安靜と外科療法が,やや輕視される傾向さえ生じて來た。そこで,この文章では,結核を治療する体系の中で,戰後の新しい化學療法が,どのような役割をもつているか,というような觀點から,問題を考えてみたい。
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