〔Ⅵ〕學會特別講演
慢性涙嚢炎に就て
藤原 謙造
1
1京都府立醫大眼科
pp.32-38
発行日 1948年2月1日
Published Date 1948/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410200225
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其二 組織學的觀察
第一 觀察材料及檢査方法
昭和5年佐古博愛氏が其研究發表後,同年2月より昭和21年9月迄に吾教室で摘出した本病涙嚢491例中の463例と,他より寄贈を受けた53例と,合計516例を觀察材料とする。
而して其中患者の結膜にTrachomaの有つたもはの193例で,便宜上之を「甲類」とし,Trach-omaの無かつたものは323例で,之を「乙類」とする。其大部分はFormolに,他の一部はZenker氏液に固定,悉くCelloidin包埋,前額斷又は水平斷切片として染色鏡檢した,其組織的所見を述べると次の如くである。
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