増刊号 ターゲット別! 画像診断お助けガイド—基本画像から最新モダリティまで
Ⅱ タイミング別
術中・術後
網膜術後(術後極早期のガス下OCT)
山下 敏史
1
1鹿児島大学大学院医歯学総合研究科眼科学
pp.293-296
発行日 2014年10月30日
Published Date 2014/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410200070
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
◎本稿では術後極早期のガス下OCTについて,特発性黄斑円孔を主対象として解説する。
◎OCTは診断のみならず治療結果を客観的に示す必須検査である。
◎ガス充満眼へのOCTには精度や信頼性に難があったが,今では簡易かつ鮮明に撮影できるようになった1〜4)。
◎ガス下OCTを用いることで,術後早期の黄斑部の状態が詳細に把握でき,黄斑円孔においては治療結果の早期判定や体位制限の要否を状態に応じて決めることが可能である5,6)。
◎ガス下OCTは縮小表示されてしまうため,注意が必要である。
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.