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特集 OCTによって緑内障診療の何が変わるか
―後眼部OCT(1)―Optovue RTVue-100
Optovue RTVue-100
北 善幸
1,2
,
富田 剛司
1,2
Yoshiyuki Kita
1,2
1東邦大学医療センター大橋病院眼科
2東邦大学医学部眼科学第2講座
pp.126-132
発行日 2010年2月15日
Published Date 2010/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410103071
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はじめに
日常診療において緑内障の病期の進行判定は,ともすれば視野検査や眼圧測定に多くが委ねられている。しかし,視野検査は自覚的検査であり,眼圧測定は正常眼圧緑内障の存在や眼圧コントロールが良好でも病期の進行する例があることから,診断と経過観察が他覚的に行えるという点で視神経乳頭や網膜神経線維層(retinal nerve fiber layer:RNFL)などの後眼部所見の判定が緑内障では非常に重要と考えられる。ただ,眼科医の眼底の評価には個人差が存在するため,乳頭変化を標準化された方法で評価・判定・記録することは容易ではない。また,臨床的に視野障害が検出される前の段階から網膜神経線維層欠損や陥凹の拡大が生じること(preperimetric glaucoma)が知られており,RNFL厚の測定などが早期緑内障の検出に役立つと期待されている。
最近,光干渉断層計(optical coherence tomograph:OCT)で視神経乳頭や黄斑部などの眼底後極部の3次元画像を得ることができ,かつ量的解析を迅速に行うことができるようになった。そのため,眼底カメラの代わりに視神経乳頭変化を記録,解析する装置としてOCTは今後,有望であるとも思われる。本稿でRTVue-100(Optovue社,図1)を中心にその有用性を検討したい。
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