特集 眼科診療:5年前の常識は,現在の非常識!
2 眼表面・角膜疾患
■検査
前眼部OCT
川名 啓介
1
1かわな眼科
pp.84-88
発行日 2011年10月30日
Published Date 2011/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410103915
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ここが変わった!
以前の常識
●光干渉断層計(OCT)は眼底(網膜)の検査機械である。
●OCTは光による検査なので,半透明の構造しかみることができない。
●OCTは断面しかみることができない。
現在の常識
●前眼部OCTは角膜(角膜切開創),前房,虹彩,水晶体,隅角,強膜,線維柱帯切除術後の濾過胞内部などの前眼部に存在する透明・不透明組織を描出できる。
●前眼部OCTは三次元撮影することにより,OCTトポグラフィやOCTゴニオメトリーなどを含めた包括的な前眼部形態の理解が可能である。
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