連載 もっと医療コミュニケーション・9
医師も「言語調整動作」を学ぼう
佐藤 綾子
1,2
,
綾木 雅彦
3
1日本大学藝術学部
2国際パフォーマンス研究所
3昭和大学藤が丘病院眼科
pp.1572-1575
発行日 2008年9月15日
Published Date 2008/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410102407
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眼科医師のためのある勉強会の席上で,「患者のQOLにどれだけの関心をもっているか。患者のQOLに関心をもつことこそ,患者との対話が円滑に進み,結果的によい治療方法がみつかるはずである」という研究発表がありました。
実際,卑近な例ですが,私がクラシックバレーの連続ジャンプで左足の股関節を傷めたとき,その分野では日本でトップレベルの3病院であるA病院,B病院,C病院の整形外科を訪ねました。そこでの医師の対応が,このQOLの問題を考えるための例題かのように,三者三様でまったく異なっていたのです。
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