やさしい目で きびしい目で・95
ひと言(2)
祐森 弘子
1
1祐森クリニック
pp.2025
発行日 2007年11月15日
Published Date 2007/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410102072
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「見る」「視る」「観る」という役割を務める眼は,外からの情報源の90%を担っているとされる。そのため,視力や視野などが悪くなっていくと「見えなくなってしまったらどうしよう」という大きな不安がのしかかってくる。
視力や視野を生命と考えるならば(学会でも,生命表という表現で視力・視野が論じられている),眼科でもホスピス的なことを日頃行っているのだなと思っている。「ホスピス」とは,末期患者さんの身体的苦痛を緩和することを中心に,残された時間を充実して心静かに生きることを可能にする介護の1つであり,家族もホスピスの対象に含まれるわけである。
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