連載 病院めぐり
国立病院長崎医療センター
山下 洋
pp.785
発行日 2002年6月10日
Published Date 2002/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904666
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国立病院長崎医療センターは,昭和17年に佐世保海軍病院大村病舎として創設され,昭和20年に厚生省移管国立大村病院として発足しました.その後,昭和50年に国立長崎中央病院と名称を変更し,さらに平成13年9月に新病棟開院とともに名称も変更され国立病院長崎医療センターとなりました.
当病院は,長崎県のほぼ中央部に広がる大村市の海岸に面した高台に位置し,長崎空港,九州横断自動車道の大村インターとも接し,長崎,島原への交通の要所に位置します.診療圏は,長崎県の県央部および多くの離島・僻地.佐賀県西部と広い地域をカバーしています.そして地域の消防隊および自衛隊と協力し救急患者搬送を積極的に受け入れ,長崎県の救急医療の中心となっています.夜間・休日は,内科系2名,外科系2名,救命救急室当直医1名,研修医2名の計7名の医師当直体制をとり,さらに各科独自に待機体制が確立しており,当直医と連携して救急医療に従事しています.現在,全病床数は650床で,25の診療科を標榜し,救急医療のみならず,高度先進医療を提供するように努めています.
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