グラフ
長崎県の地域医療の中核として—国立長崎中央病院
pp.189-194
発行日 1979年3月1日
Published Date 1979/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206795
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戦後30余年間,国立病院はその診療および立地条幹などに応じて地域の医療に貢献してきた.医療の荒廃がいわれる現在,国立病院のあり方や意義をめぐって多くの場で検討・論議されている.国立長崎中央病院は,国立病院の中では早くから地域の医療に積極的に取組んできた病院である.
国立長崎中央病院は,長崎県の空の玄関として発展している長崎空港のある大村市内にある.大村市は古くは大村藩の城下町として,また明治以降には軍都として栄えた街である.本院の前身は昭和17年に発足した大村海軍病院で,20年に国立大村病院と改めている.その後国立長崎病院(元陸軍病院)を統合し,50年には,本院が地理的に長崎県の中央にあること,および地域医療の中核的立場を保持推進するということから国立長崎中央病院と改称している.
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